【<35>マンション管理士・管理業務主任者試験対策】主要構造部材と非構造部材について

 

平成26年度のマンション管理士試験は11月30日(日)、管理業務主任者試験は12月7日(日)に行なわれます。

受験する人のお役に少しでも立てればと思い、私が勉強していてわかりにくかったところ、ひっかかりやすかったところなどをアップしていきたいと思います。

 

7209965342_74ec16941a_m photo by Stefano Montagner

 

第35回は主要構造部材と非構造部材です。

 

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ポイントは……

 

主要構造部材とは、建築物全体を支え、風や地震等の力を受け止めて基礎に伝える働きをする部材をいう。

柱:屋根・床・からの荷重を受け、基礎に伝える。

(大)はり:建築物全体を支える。

耐震壁:地震の力を受け止め、建築物全体の剛性を高める。

床:人や物を支える。

階段:上の階と下の階を上昇または下降して連絡する。

屋根:下界からの日射や風雨を防ぎ、腐朽・劣化・延焼などから建物を保護する。

 

 

非構造部材とは、主要構造部材以外の部材をいう。

間仕切り壁:内壁など内部空間を必要な大きさに区切り、部屋を構成するために使用される。

開口部:採光・通風・人の出入り口として使用される。

仕上げ:建築物の外壁や室内の壁・床・天井等の材料として、見えるところに使用される。

 

「建築構造」からの出題は、グループで覚えておくことが重要です。

 

主要構造部材のなかの「耐震壁」は、地震の力を受け止め、建築物全体の剛性を高めるために柱・はりと一体で設けられている壁のことです。

 

この「耐震壁」は、水平荷重(水平力)を主に受け止めるためのものです。垂直力ではないので注意しましょう。

 

耐震壁はバランスよく配置することが重要です。配置が適切でない場合、地震時にねじれ振動を起こす危険性があります。

 

従って、「耐震壁は配置に関係ない」という設問は誤りですので、こちらも注意しましょう。