マンション管理士試験対策:過去問解説(平成26年度/問38)
madrugadas dentro. by Mariane L.
平成27年(2015年)のマンション管理士試験が平成27年11月29日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。
この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。
実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。
このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)
問38は、「長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメント」に関する記述で適切ではない肢を選ぶ問題です。
1は、修繕工事に関するもの。
ガイドラインでは、修繕工事とは、建物及び設備の性能・機能を新築時と同等水準に維持、回復させる工事を指し、改修工事は、区分所有者の要望など必要に応じて、建物及び設備の性能を向上させる工事を指すとしています。
したがって1は、「適切」となります。
2と3は、長期修繕計画などの見直しについて。
コメントでは、5年ごとに長期修繕計画や修繕積立金の額の見直しをすると定めることが望ましいとしています。
したがって2は、「適切」となります。
長期修繕計画の見直しでは、現状に応じた修繕積立金の根拠とするため、修繕工事の項目や修繕周期だけでなく、使用する材料単価や労務単価についても見直しを行なうことを勧めています。
したがって3は、「適切」となります。
4は、長期修繕計画などの見直しのための経費の充当について。
コメントでは、長期修繕計画の見直しやそのための事前の調査・診断に要する経費は、見直しを計画的に実施するためのものであるので、修繕工事の一環としてみなし、原則として修繕積立金から取り崩して充当することが望ましいとしています。
したがって4は、「不適切」となります。
問38の正解は、「肢4」となります。