マンション管理士試験対策:過去問解説(平成26年度/問36)
madrugadas dentro. by Mariane L.
平成27年(2015年)のマンション管理士試験が平成27年11月29日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。
この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。
実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。
このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)
問36は、マンション建物の外壁の調査診断について、適切ではない肢を選ぶ問題です。
1は、簡易診断とはテストハンマーで手の届く範囲を打診することなのかどうか。
外壁タイルの浮きを簡易に診断するには、テストハンマーで手の届く範囲を打診して調査します。
したがって1は、「適切」となります。
2は、チョーキングが塗装表面の粉状を指し、手で触ると付着するものなのかどうか。
塗装の表面が粉状になる現象を「外壁塗装の白亜化(
チョーキング)」といいます。チョーキングでは、塗装面を手で触ると、その粉が付着します。
したがって2は、「適切」となります。
3は、タイル張りやモルタル塗りの外装の調査では、打診や赤外線の非破壊試験と付着強度試験の破壊試験があるのかどうか。
この肢のとおり、非破壊試験と破壊試験があります。
したがって3は、「適切」となります。
4は、コンクリート中性化の評価はフェノールフタレイン溶液の表面噴霧で変色の程度を見ればいいのかどうか。
コンクリート中性化を調査する場合、外壁の一部を円筒状にコア抜きにして、取り出したものにフェノールフタレイン溶液を噴霧、その変色の程度によって評価します。外壁表面だけでは中性化は評価できません。
したがって4は、「不適切」となります。
問36の正解は、「肢4」となります。