マンション管理士試験対策:過去問解説(平成26年度/問45)
madrugadas dentro. by Mariane L.
平成27年(2015年)のマンション管理士試験が平成27年11月29日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。
この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。
実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。
このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)
問45は、マンションの設備計画で、適切な肢を選ぶ問題です。
1は、一括高圧受電では、管理組合として受変電設備を用意する必要がないかどうか。
専有部分と共有部分の使用電力について、高圧一括受電すなわち管理組合と電力会社が一括して高圧電力の需給契約を締結する場合、管理組合は、高圧電力から各住戸で使用する低圧電力へ変圧するための受変電設備を用意する必要があります。
したがって1は、「不適切」となります。
2は、屋内駐車場への泡消火器の設置について。
延床面積が500平方メートル以上の屋内駐車場をマンションの1階に設ける場合、泡消火器等を設置しなければなりません。
したがって2は、「適切」となります。
3は、高層マンションの排水方式について。
高層マンションの排水方式では、排水時に上層階の排水管内に発生する負圧と下層階の排水管内に発生する正圧を緩和するために、結合通気管という排水立て管から分岐して立ち上げて通気立て管に接続したものを用います。
したがって3は、「不適切」となります。
4は、飲料用受水槽の点検用マンホールについて。
飲料用受水槽は、内部の保守点検が容易に行えなければなりません。このための点検用マンホールについては、取り付けられる受水槽の天井部分に1メートル以上の距離を点検スペースとして確保しなければなりません。。
また、点検用マンホール面は、受水槽上面から10センチメートル以上立ち上げる必要があります。
したがって4は、「不適切」となります。
問45の正解は、「肢2」となります。