マンション管理士試験対策:過去問解説(平成26年度/問44)

 

8259799652_98084251d7_m madrugadas dentro. by Mariane L.

 

平成27年(2015年)のマンション管理士試験が平成27年11月29日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。

 

(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

q44

 

問44は、マンションの排水設備について、適切でない肢を選ぶ問題です。

 

1は、排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管について。

排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、強靱性、耐衝撃性及び耐食性に優れています。

配管の接続には、排水鋼管用可撓(かとう)継手を用います。

したがって1は、「適切」となります。

 

2は、ディスポーザー排水処理システムについて。

ディスポーザー排水処理システムでは、破砕された生ゴミを含む排水を処理槽で一定のBOD(生物化学的酸素要求量)濃度まで処理したあとに、下水道へ放流します。

したがって2は、「適切」となります。

 

3は、排水管のトラップについて。

排水管にトラップを設置する目的は、封水によって排水管内の臭気や害虫が排水管から器具を通して室内に侵入するのを防止することです。

したがって3は、「適切」となります。

 

4は、排水方法の分流式について。

マンションの敷地内の排水系統における排水方式の分流式とは、「汚水」と「雑排水」とが別々の排水系統であることを言います。

これに対して、公共下水道の分流式とは、「汚水及び雑排水」と「雨水」とが別々の下水系統であることを言います。

したがって4は、「不適切」となります。

 

問44の正解は、「肢4」となります。