マンション管理士試験対策:過去問解説(平成26年度/問35)

 

8259799652_98084251d7_m madrugadas dentro. by Mariane L.

 

平成27年(2015年)のマンション管理士試験が平成27年11月29日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。

 

(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

 

 

  

 

問35は、マンション管理組合の会計仕訳の正しいものを選ぶ問題です。

設問は、会計年度が4月から翌年の3月、発生主義の原則、4月1日に契約した保険の5年分の保険料1,200,000万円を一括して普通預金から支払った会計処理の仕訳となります。

なお、保険契約の条件は「積立と掛け捨ての二段構成」「保険料は初年度の一括のみ」「5年後の満期返戻金は800,000円」「掛け捨て部分は年80,000円で総額が400,000円」というものです。

 

まず、積立保険なので、発生する満期返戻金の800,000円を資産として計上します。5年後に受け取るものですが、発生主義なので、契約の時点での「資産」への計上となるわけです。なお、資産が増えるので、借方です。

 

掛け捨て保険料については、当期分は支払保険料として計上します。残りの翌期以降の分は、前払金になります。

 

支払った1,200,000万円の処理は、資産が減るので、貸方に現金預金からの支出があったことを計上します。

 

この仕訳にあてはまる正解は、「肢4」となります。