管理業務主任者試験対策:過去問解説(平成26年度/問30)
Abr24 {098/365} Estudar faz parte… by Antimidia
平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。
この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。
実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。
このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)
問30は、総会の普通決議では不可能な共用部分の工事を選ぶ問題です。
1は、建物の基本的構造部分をいじらないバリアフリー工事について。
建物の基本的構造部分に影響を与えない工事であれば普通決議での可決で工事実施が可能です。
したがって1は、「普通決議で実施できる」となります。
2は、柱や梁(はり)に耐震補修するための工事について。
耐震補修であっても、基本的構造部分への加工が少ないものであれば、普通決議での可決で工事実施が可能です。
したがって2は、「普通決議で実施できる」となります。
3は、既存のパイプスペースに光ファイバー・ケーブルを敷設する工事について。
既存設備の利用で共用部分の形状変更がない工事であれば、普通決議での可決で実施が可能です。
したがって3は、「普通決議で実施できる」となります。
4は、屋上全面に太陽光パネルを設置する工事について。
屋上全面への太陽光パネル設置は、屋上の耐荷重を著しく変更させるなど「共用部分の形状または効用に著しい変更を伴う行為」となります。区分所有法では、これを実施するには「総会の特別決議が必要」と定めています。
したがって4は、「普通決議では実施できない」となります。
問30の正解は、「肢4」となります。