平成26年度管理業務主任者試験問題[問15]過去問解説

 

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平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

q15-1

q15-2

 

問15は、管理組合の会計の仕訳について、正しい肢を選ぶ問題です。

マンション管理組合の会計処理は「発生主義」が原則となります。

では、取引内容を検討していきましょう。

 

まず、この件の仕訳が発生するのは、1年分の保険料を支払った6月30日。

支払をしているので「(貸方)普通預金1,800、000円」となります。

借方は、翌日から1年分の「前払保険料900,000円」+「保険積立金900,000円」を計上します。

 

この処理をした上で、10ヵ月後の3月分の仕訳をします。

「支払保険料は、毎月初めに当月発生額を計上」となっているので、900,000円の1/12=75,000円を会計処理することになります。

毎月処理されるのは前払されたうちの危険保険料の部分なので「(借方)支払危険保険料75,000円」となります。

前払保険料からの支払で処理するので、「(貸方)前払保険料75,000円」となります。

 

なお、保険積立金は資産として計上されますので、毎月の会計に関係するのは危険保険料のみとなります。肢1に引っかからないようにしましょう。

 

したがって問15の正解は「肢2」となります。