平成26年度管理業務主任者試験問題[問8]過去問解説

 

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平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

q08

 

問8は、標準管理委託契約書の解除や更新について適切な肢を選ぶ個数問題です。

 

アは、マンション管理業者が管理業務契約において、相手方が契約に定められた義務の履行を怠った場合を問う内容。

これに対してマンション管理会社は、相当の期間を定めてその履行を催促し、それでも履行されない場合には、本契約を解除することができます。

したがって、「契約を解除することができない」としているアは「適切ではない」となります。

 

イは、マンション管理業者がマンション管理業の登録を取り消された場合の契約の解除を問う内容。

マンション管理業者がマンション管理業の登録を取り消されるということは、契約の内容を履行できないことになります。ということは、十分に契約解除の事由となります。

したがって、イは「適切」となります。

 

ウは、マンションの管理業務契約の更新しようとする場合、双方が申し出をしなければならない期間を問う内容です。

マンション管理組合またはマンション管理業者が、管理業務の契約を更新しようとする場合、その契約の「有効期間が満了する日の3ヵ月前まで」に相手方に対して「書面をもって」その旨を申し出るとされています。

したがって、ウは「適切ではない」となります。

 

エは、管理業務に関する契約更新の申し出が一方からあったにもかかわらず契約が整わなかった場合を問う内容です。

管理業務に関する契約更新で、有効期間が満了する日までに更新に関する協議がととのう見込みがないときには、マンション管理組合および管理業者は「その契約と同一の条件で、期間を定めて暫定契約を締結することができる」としています。

したがって、エは「適切」となります。

 

これによって「適切」なのはイとエの2つとなり、正解は「肢2」となります。