平成26年度管理業務主任者試験問題[問13]過去問解説
平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。
この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。
実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。
このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)
問13は、標準管理規約に記載された監事について最も不適切な肢を選ぶ問題です。
1は、監事の監査には、「理事から必要な証憑類を提出させること」と「理事会への出席」があるかどうか。
標準管理規約には、監事が監査する際に理事から必要な証憑書類等を提出させるという規定はありません。さらに、監事は理事会に出席して意見を述べる権限は有していますが、出席の義務はありません。
したがって1は、「最も不適切」となります。
2は、監事が管理組合の業務の執行や財産の状況を監査して、その結果を総会に報告しなければならないかどうか。
標準管理規約では、監事の仕事は「管理組合の業務の執行及び財産の状況を監査し、その結果を総会に報告すること」としています。
したがって2は、「適切」となります。
3は、管理組合の理事長は、監事が行なった会計監査を経て、通常総会に報告して、その承認を得なければならないかどうか。
標準管理規約では、理事長は「毎会計年度の収支決算案を監事の会計監査を経て、通常総会に報告し、その承認を得なければならない」としています。
したがって3は、「適切」となります。
4は、不正があるとき、監事は臨時総会を招集できるかどうか。
標準管理規約では、監事は「管理組合の業務の執行及び財産の状況について不正があると認めるときは、臨時総会を招集することができる」としています。
したがって4は、「適切」となります。
問13の正解は、「肢1」となります。