産学の壁をデジタルで溶かそうとする東京大学の挑戦【ニュース拾い読み】


インターネット上の仮想空間=メタバースなどのデジタル技術を駆使して、中高生や社会人向けに大学の講義をもとにしたオンライン講座などを提供する取り組みを東京大学の工学部が始めることになり、開講式がメタバース上で行われました。

東京大学工学部の取り組みは、「メタバース工学部」と名付けられ、メタバースなどのデジタル技術を駆使して、中高生や社会人向けに大学の講義の内容をもとにしたオンライン講座などを提供することにしています。

一般的な大学講義のIT化、というところでとどまることなく、「社会人向けのオンライン講座の提供」というところに反応したニュースでした。

開校式では能楽師がアバターを操作して能の舞を披露、といった興味深いパフォーマンスも披露されたようで、ぜひ体験してみたいと思ったのですが……。

東京大学のサイトを覗いてみると、社会人の参加に関してはまずは法人単位の申し込みとなっていて、シルバー聴講生的な参加は(まだ)考えられていないようです(T-T)。

そりゃ、そうだよなぁ。

産学協同といった“柱”があってのメタバース展開なのでしょうから、とりあえず運用が上手くいったら、個人にもおこぼれがあると期待をして展開を見守ってみたいと思います。