マンションの駐車場トラブル
高層住宅管理業協会改め、マンション管理業協会が発行している情報誌「マンション暮らしのフォーシーズン」を読んでいたら、こんな記事がありました。
特集の「マンションの駐車場トラブル事情と税対策」というもの。
駐車場トラブルと言っても、いろいろな種類があります。
分譲の方法や、誰が管理をするのかが曖昧になっていたり、もちろん管理費(駐車場料)の滞納も困りますし、転貸で責任者が不明確になっているときに事故が起きたりなどなど。
以前は、割り当て数が少ないというトラブルも多かったようですが、最近では車を所有する人が減り、駐車場が余ってしまうというトラブルも深刻になってきているようです。
その結果、外部に貸し出そうという管理組合が増え、そこに目をつけた税務署が「区分所有者が使用している分には非課税ですが、外部の第三者に貸与するのであれば、収益目的の事業とみなして課税します」という締め付けが強まっています。
これはとても自然の無駄になる部分なので、なんとか行政側で対応して欲しいものなのですが、現状では査察でNGという判断のようです。
大規模でない限り、修正の申告で管理組合の損害は少なくて済みそうですが、せっかく少しでも修繕積立金の足しにしようと手を打ったのに、逆効果になってしまうわけですね。
申告書類を作成しなければならない手間や、税理士など外部に発注すればまたまた費用がかかってしまいますので、悩ましいところ。公共の利便性という観点で、みなし法人である管理組合の一部活動については減免などの措置が欲しいところでしょう。
マンション暮らしのフォーシーズンはこちらから
⇒http://www.kanrikyo.or.jp/publication/kouhou.html