〔過去問復習2016年版〕管理業務主任者試験(2015年)の問7は費用の負担に関する標準管理委託契約書についての出題でした

今年の管理業務主任者試験は、「平成28年12月4日(日)午後1時から3時」で実施されます。

当サイトでは、2015年(平成27年)の試験で出題された問題を解説して、この国家資格の受験を少しでもサポートできればと考えました。

また、試験を受けるつもりはないという人にも、マンション管理に役立つ基本的な知識を身につけるいい機会となりますので、ご一読いただければと思います。

では、本日の解説はこちら。

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この問題の分野と難易度

問7は、費用の負担に関する標準管理委託契約書についての出題です。

難易度は、得点源レベルです。頑張って正解率を上げましょう。

問題文

 

〔問 7〕 マンション標準管理委託契約書及びマンション標準管理委託契約書コメント(平成15年4月9日国総動第3号。国土交通省総合政策局長通知。以下、本試験問題において「マンション標準管理委託契約書」という。)の定めによれば、管理事務(マンション管理適正化法第2条第6号に規定するものをいう。以下、本試験問題において同じ。)に要する費用の負担及び支払方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

 

選択肢と解説

 

1 定額委託業務費とは、委託業務費のうち、その負担方法が定額でかつ精算を要しない費用をいう。

定額委託業務費についての説明は、この文章どおりです。なので、適切。

2 定額委託業務費以外の業務費については、管理組合は、各業務終了後に、管理組合及びマンション管理業者(マンション管理適正化法第2条第8号に規定する者をいう。以下、本試験問題において同じ。)が別に定める方法により精算の上、マンション管理業者が指定する口座に振り込む方法により支払う。

定額委託業務費以外の支払いについての説明は、この文章どおりです。なので、適切。

3 定額委託業務費以外の費用の額についても、管理委託契約書において内訳を明示するものとする。

定額委託業務費以外の内訳の明示については、この文章どおりです。なので、適切。

4 マンション管理業者が管理事務を実施するのに伴い必要となる水道光熱費、通信費、消耗品費等の諸費用は、マンション管理業者が負担する。

管理事務にともなう費用については管理組合が負担すると標準管理委託契約書には定めています。なので、最も不適切です。

正解

問7の正解は、4となります。