平成26年度管理業務主任者試験問題[問3]解説

 

7658254172_091a89cd3b_m Learning by CollegeDegrees360

 

平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

 

q03

 

 

問3は、民法の共有についての「誤り」の組み合わせを問うものです。

 

 

アは、共有者の使用に関するもの。各共有者が共有物を使用する権利は、その持分に応じたものとなります。この出題では共有者の持分が異なるので、等しく使えるのではなく、「持分に応じて」使用できるということになります。

したがって、アは「誤り」となります。

 

 

イは、共有者の一部による共有物の変更・処分についてを問うものです。共有物の変更・処分については、ほかの共有者の「全員の」同意が必要になります。なお、持分に関する処分はこれとは異なります。

したがって、イは「誤り」となります。

 

 

ウは、共有の持分の放棄を問うものです。共有の持分を放棄、あるいは死亡で相続人がいないときは、その持分は「ほかの共有者に帰属」することになります。推定相続人に帰属するわけではありません。

したがって、ウは「誤り」となります。

 

 

エは、共有物の保存行為を問うものです。共有物の保存行為は、それぞれの共有者が「単独で」行うことができます。

したがって、エは「正しい」となります。

 

 

これにより、「誤り」の組み合わせは「ア・イ・ウ」となり、正解は「肢1」となります。