管理業務主任者試験対策:過去問解説(平成26年度/問49)

 

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平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

q49

 

問49は、マンション管理適正化法による重要事項の説明で、誤っている肢を選ぶ問題です。

 

1は、重要事項の説明が必要な期限について。

マンション管理適正化法では、管理業者が管理組合と管理受託契約を締結するにあたって、新たに建設されたマンションの建設工事の完了日から1年を経過するまでのあいだに契約期間が満了するものについては、重要事項の説明をしなくても契約できる、と定めています。

したがって1は、「正しい」となります。

 

2と3と4は、重要事項の説明会が必要な要件について。

管理業者が管理受託契約を更新しようとする場合、従前の管理受託契約に比して管理事務の内容及び実施方法の範囲を拡大して、管理事務に要する費用の額を減額する変更を行い、その他の契約内容を同一とするとき(=管理組合にとっては有利となる契約条件の場合)、あらかじめ重要事項説明会を開催する必要はありません。

同様に、従前の管理受託契約に比して契約期間を短縮し、その他の契約内容を同一とするときは(=管理組合にとっては特に不利な条件ではありません)、あらかじめ重要事項説明会を開催する必要はありません。

ただし、管理業者は、従前の管理受託契約と同一の条件で契約を更新しようとする場合、当該管理組合に管理者が置かれているときは、その管理者に対して、管理業務主任者をして、重要事項について、これを記載した書面を交付して説明をさせなければなりません。

したがって2は「誤り」、3は「正しい」、4は「正しい」となります。

 

問49の正解は、「肢2」となります。