管理業務主任者試験対策:過去問解説(平成26年度/問27)

 

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平成27年(2015年)の管理業務主任者試験が平成27年12月6日(日)午後1時から3時の予定で実施されます。

 

この資格試験は過去問(過去の試験での出題)のチェックが有効な対策と言われています。

 

実際に私も過去問を中心に追い込み勉強をして、無事に合格することができました。

 

このブログでも今年受験を予定している人のため&自分の復習のために、平成26年の問題をチェックします。
(問題部分の画像はクリックで拡大できます)

q27

 

問27は、国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」の「長期修繕計画の作成の考え方」と「修繕積立金の額の設定の考え方」について、最も不適切な肢を選ぶ問題です。

 

1は、修繕工事の計画は、新築物件と同等の水準を基本とするのかどうか。

ガイドラインでは、「推定修繕工事は建物及び設備の性能・機能を新築時と同等の水準に維持、回復する修繕工事を基本とする」とされています。

したがって1は、「適切」です。

 

2は、修繕工事の計画には長期修繕計画の見直しの費用は含まないのかどうか。

ガイドラインでは、「推定修繕工事費用には、長期修繕計画の見直しの費用は含まれる」としています。

したがって2は、「不適切」です。

 

3は、現場管理費や一般管理費は、総額に対する比率の額で単価に含めるのかどうか。

ガイドラインでは、「現場管理費及び一般管理費は、見込まれる推定修繕工事ごとの総額に応じた比率の額を単価に含める」とされています。1〜2割ほどの管理費を乗せておきなさいということですね。

したがって3は、「不適切」です。

 

4は、修繕積立金は均等積み立て方式が基本かどうか。

ガイドラインでは、「修繕積立金の積み立ては、長期修繕計画の作成時点において、計画期間に積み立てる修繕積立金の額を“均等にする積み立て方法”を基本とする」としています。

したがって4は、「適切」です。

 

問27の正解は、「肢2」となります。