2014年11月11日
【<36>マンション管理士・管理業務主任者試験対策】合板と集成材について
平成26年度のマンション管理士試験は11月30日(日)、管理業務主任者試験は12月7日(日)に行なわれます。
受験する人のお役に少しでも立てればと思い、私が勉強していてわかりにくかったところ、ひっかかりやすかったところなどをアップしていきたいと思います。
第36回は合板と集成材です。
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ポイントは……
●合板:薄い板(単板)を互いに直角に積層。
●集成材:厚さ1.5〜5cmくらいの板を平行に積層。
建築材料のなかでコンクリートは比重ごとの名称や水セメント比、ワーカビリチーを知るスランプ試験、中性化など、いろいろと押さえておくポイントが多い項目です。
一方で木材は、たったひとつですが、それがかえって「どっちだったけ?」ということになりかねません。
建築材料のなかで木材は、比重の割には強度が大きい、熱伝導率が小さい、可燃性である、吸水・吸湿生が大きいという性質を有しています。
木材の含水率は、できるだけ小さいほうが望ましいとされています。
これは、ひび割れ等の防止や、重量の軽減、強度・耐久性の増大等に関係するためです。
こうした木材の弱点を補って、強度・耐久性を増大させる目的で作られたのが合板と集成材です。
合板は「薄い単板」を「直角に」重ねたもの。
集成材は「1.5〜5cmの厚さの板」を「平行に」重ねたもの。
集成材は、合板に比べて「大きな断面」をもっています。
これによって合板よりも強度が増し、集成材ははりや柱に使用できるようになります。