人口減少に直面する日本の「空き家問題」を考えるために

総務省の「平成30年(2018年)住宅・土地統計調査」では、全国の空き家は過去最多となり、総住宅数の13.6%になったそうです。

野村総研のレポートでは、2033年には空き家が現在の2倍になり、4件に1件という時代が到来するとか。

空き家は不用心、犯罪の温床、景観の邪魔などなど、周囲にとって迷惑な存在となるだけでなく、その所有権がいろいろなトラブルを引き起こすタネにもなりかねません。

特措法でこうした空き家に対する行政措置を強化したにもかかわらず、7年間で「助言・指導」された空き家は6千件ほど。そもそも措置を実施した市区町村は全体の3割にも満たないとか。

こうした実態を解消すべく、民間企業も乗り出しているという事例がいくつかあります。

「アキカツ」では、空き家オーナーからの依頼で現地に出向き、清掃や片付けを行なうというサービスを展開。

具体的なサービス内容はこちらの後編で。

一軒家の維持管理は個人レベルではまず無理で、離れた土地だとなおさらでしょう。

人の手配をするにしても、そのエリアのコネクションがなければ皆目見当も付かないというのが実状。

そうした穴を埋めてくれるのが、この「アキサポ」のサービスだといえるのではないでしょうか。