はじめての賃貸住宅暮らし。内見時は、ココに注意! | 住まいのお役立ち 【マイナビ賃貸】 #マンション管理

すでに繁忙期はすぎていますが、なぜかマイナビでこんな記事が出てきました。

考えてみれば、繁忙期は仲介業者に急かされてジックリと内見などはできそうにないので、こういうアドバイスはそれ以外の時期に出さないと誰も読まないのかもしれません(笑)。

でも、管理に関係するポイントも含まれているので、紹介しましょう。

はじめての賃貸住宅暮らし。内見時は、ココに注意! | 住まいのお役立ち 【マイナビ賃貸】

記事では、はじめての賃貸住宅暮らし「お部屋選び」で注意したいことについて書いています。

私はこの30年弱で5回の引越しを経験、そのうちの3回は賃貸住宅でした。その経験を踏まえて、コメントを加えたいと思います。

記事では「必ず内見」と、仲介業者(不動産会社)のオフィスだけで決めずに、実際の部屋まで行って内部を確かめることを進めています。

っていうか、これはいくら繁忙期でも、部屋の場所も確かめずに賃貸契約を交わすことはありえないと思うので、回答の冒頭に書くまでもないような気もしますが。

「メジャーやカメラ」を持っていくというのは、有効なアドバイスです。

とくにメジャーは必要で、物件を案内してくれる際にもらう部屋の図面に、壁やドアなどの寸法を書き込んでおきます。

これは、引越しのときにとても役立つので、ぜひやってみてください。

記事では「共用部のチェック」も勧めています。

共用部分とは、玄関や廊下などの、そおの物件に住んでいる人が誰でも(基本的に)使うことができるスペースのことです。

とくに「郵便受け、ゴミ置き場、駐輪場」をチェックするのは、借りる物件に不穏な住人がいないかなどを知る、大きな手がかりになります。

それから、記事にはありませんが、階段部分には管理の良し悪しが出やすいので、ぱっと見だけでも綺麗かどうか、掃除がゆき届いているか、物が置かれて雑然としていないか、錆びたり壊れたままになったりしてないか、などをチェックしてみてください。

管理が悪いということは、賃貸の際にもなにかトラブルがあったときに、管理会社がスムーズに対処できない可能性が高い、ということを教えてくれるわけです。

部屋の中に戻りますが、「汚れや傷があったらチェック」というのも重要です。

付き添った仲介業者の社員に確認をして、念の為に自分のデジカメや写メでその部分を撮っておきます。

これは、退去時に自分の責任で修復させられないための方法です。

レンタカーを借りるときには、貸出時に傷を告知され、契約書にも傷の存在をちゃんと記しておきますよね?

それよりもはるかに高い金額で長期間、借りるわけですから、契約終了時にトラブルがないように、ちゃんとマーキングをしておくことは、余計な請求をされないためにも必要な作業です。

東京ルールなど賃借人に有利な流れになっていますが、実際に破損・汚損があれば請求されても当然ですし、反論できなければ裁判に負ける可能性が高くなります。東京ルールは「通常の使用」が前提ですから。

ということで、賃貸でも管理の良し悪しが求められるわけですから、貸し出すオーナーとしてはなおさら管理に慎重にならざるをえないのではないでしょうか。