トルコ・シリア大地震で日本からできること

トルコ南部のシリア国境近くで発生した大地震。

発生から1週間が経ち、3万人以上の死亡者と伝えられ、まだ増えると予想されています。

被害の原因として、トルコの建築事情が取り沙汰されています。

ニュースでも「倒壊した建物の建設などに関わった業者の責任を追及」とあるように、トルコ政府は地震による建物倒壊対策として新しい建築基準を2018年に策定。

これに準拠したほぼ新築という建物が、今回の地震で倒壊しているというのです。

これには、基準を満たしていなくても「袖の下」で許可されるケースがまかり通っていると言われ、それが上記の「責任を追及」につながっているものと思われます。

さらに深刻なのは隣国のシリア。

こちらでは海外からの支援をシリア政府が受け入れないため、北西部の反体制派支配地域への支援ができない状態で、被害が拡大しているとの報道があります。

日本からシリアに直接支援する方法はかなり限られているため、こうした状況を改善する「現金による支援」の方法がかなり難しいという報道を、MXテレビの「堀潤のモーニングフラッグ」でやっていました。 #モニフラ

番組内で現地からのレポートがあり、ホワイト・ヘルメットというワードがでてきたのでメモっていたのですが、これは正式名「シリア民間防衛隊」、シリアの反体制派支配地域とトルコで活動するボランティア組織のことで、こちらへダイレクトに届けられるといちばんいいのでは、とのこと。

日本語のサイトがいくつか確認できたのですが、信憑性が担保できないのでここでは紹介しないことにします。

日本経由では、NPO法人チームふくしまで「トルコ・シリア地震による災害支援金」の窓口が設けられていて、こちらはこのような内容。

シリア難民の支援を行うきっかけをいただいたシリア人ジャーナリスト、ナジーブエルカシュさんにご協力をいただいた上で、震災後、世界中からご支援を頂いたことを忘れず、恩送りという形で、これまで築かせていただいたシリアとのつながりを生かし、福島ひまわり里親プロジェクトだからこそできる支援活動を行いたいと考えております。

ホワイト・ヘルメットの活動は政権側からの悪質な妨害にもさらされているようです。

Netflixに彼らの活動のドキュメンタリーがあるので、観てみたいと思います。