問20|マンション管理士試験過去問解説2016年版

今年のマンション管理士試験は、「平成28年11月27日(日)午後1時〜3時」で実施されます。

当サイトでは、2015年(平成27年)の試験で出題された問題を解説して、この国家資格の受験を少しでもサポートできればと考えました。

また、試験を受けるつもりはないという人にも、マンション管理に役立つ基本的な知識を身につけるいい機会となりますので、ご一読いただければと思っています。

では、本日の解説はこちら。

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問20の問題の分野と難易度

問20は、共同住宅についての建築基準法に関する出題です。

難易度は、得点源レベルです。

問20の問題文

 

〔問 20〕 共同住宅に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

 

問20の選択肢と解説

 

1 共同住宅の敷地内には、屋外への出口から道又は公園、広場その他の空地に通ずる幅員が 1.5m以上の通路を設けなければならない。

この肢のとおりです。なので、肢1は○。

2 共同住宅の地上階における居室には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して1/7以上としなければならない。

この肢のとおりです。なので、肢2は○。

3 高さ15mの共同住宅には、避雷設備を設けなければならない。

有効に避雷設備を設けなければならないのは、原則として高さ20mを超える建築物です。なので、肢3は×。

4 共同住宅の2階以上にあるバルコニーの周囲には、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。

この肢のとおりです。なお、屋上にも同様の措置が必要です。なので、○。

問20の正解

問20の正解は、肢3となります。