2014年10月26日
消費税増税前の駆け込み修繕工事には注意すべき点が多いかもしれない
「【住まいの処方銭】マンションの大規模修繕は再増税前にやるべきか」という記事。
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【住まいの処方銭】マンションの大規模修繕は再増税前にやるべきか – 経済・マネー – ZAKZAK
大規模修繕は、数千万から1億円以上かかる一大行事だ。来年3月末までに工事契約を結べば、来年10月以降に工事が終了しても、消費税分は8%。1億円の工事ならその差は200万円になる。
しかし、「駆け込みで工事をするなら、消費税10%後でいい」と話すのは、メルすみごこち事務所(東京都渋谷区)の深山州マンション管理士だ。その理由に、駆け込み需要の発生による工事費の高止まりと、質の低下を理由に挙げる。
この指摘は正しいと思います。
5%から8&への増税のときにこの現象が起きました。
結局、かなり前倒しで計画を立てないと受注してくれない状態になり、実質的に増税前には工事ができない状況でした。
また、増税後なら値引きしてもいいという業者もいたと聞いています。受注が減るので、こうした営業もあったのでしょう。
質の低下については推して知るべしです。
記事でも「目先の(増税)2%で焦らないように」と警告していますが、そもそも計画修繕を駆け込みでやろうとすること自体がナンセンス。
理事のなかには「2%は大きい」と主張する人もいるでしょう。数字がはっきりしているぶんだけ反対を唱えるのも難しくなります。
また、こうした繁忙期なのに受注できる業者というのは心配になりますよね。
あわてて発注せず、業者選びを含めて計画的に修繕を進めることが肝要かと思います。