マンション内限定のネット・フリマで気になってしまった近隣トラブルへの対処
「超高層マンション住人限定のスマホ向けフリマサイト 」という記事。
超高層マンションの住人限定で、そのマンション内でのフリマ・サイトを運営するというユニークなビジネスのニュースです。
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超高層マンション住人限定のスマホ向けフリマサイト :日本経済新聞
モバイルアプリの開発などを手掛けるバズーは2014年10月10日、20階建て以上の超高層マンションの住人に限定したスマートフォン(スマホ)向けフリマ(フリーマーケット)サイト「雅 MIYABI」を開始した(画面1)。同じマンション内の住人同士でチャイルドシートやベビーカー、ゴルフクラブなど不要になった物品を売買する個人間マーケットプレイスを提供する。同じマンション内での取引のため、配送の手間やコストがかからないのが特徴。年内に1000件の登録者数を目指す。
同じマンション内に限定するとクローズドがポイントでしょうか。実際の住人かどうかは確認書類で審査するとか。
これは住人の名簿も兼ねるので、有効かな。
でもなぁ、クレジット決済なので売買代金のトラブルはないにしても、顔見知りに売った中古品の瑕疵については当事者同士で解決しなければならなくなるだろうから、ちょっとリスク高いかも。「お下がり」というような無料のやりとりならまだしも、値付けしての取引だと、問題が発生しなければいいんですけどね。
マンションを対象としたビジネスは少しずつ広がりつつある。マンションのフロントサービスを提供するアスクは、マンションの住人向けのコミュニティサイトや共同施設予約システムをパッケージで提供する「OICOS2」を管理会社向けに提供する。
こういうサービスの導入はもっと進めてほしいと思います。管理会社のほとんどはIT的に遅れていると思うので。
バズーでは今後、雅のプラットフォームに車や自転車を住人間で共有する「シェアサービス」機能や、子供のお迎え/ペット預かり/ハウスクリーニングなどの「お願い登録」、ゴルフやテニスなどのアクティビティ参加を促す「イベント登録」機能などを順次追加していく予定。年内は都内を中心に開拓し、2015年をめどに全国展開を目指す。
おそらく、ある程度のエリア内での需要があれば、同じマンション内だけではなく近隣の数件をまとめてサービス対象とすることもあるんでしょうね。分母は多いほうがサービスが充実しますから。
都内のマンションなどでは難試聴を理由にケーブルテレビを導入しているケースも多いので、情報インフラの点では障壁は低いかもしれません。
ただ、IT企業としてはマーケット規模が大きいと思っているのかもしれませんが、トラブル対処の必要性も大きい業界なので、一般的なネットショップ運営程度の認識ではなく、慎重にシステムを構築していっていただきたいと願っています。