[news clip]マンション管理組合費3千万円を着服した疑い、79歳の元組合理事長を逮捕

 

またもやマンション管理組合の理事長による管理費着服のニュースです。

 

5437289693_8da3469a2c_m photo by stevendepolo

 

記事へのリンクはこちらから……

 

マンション管理組合費3千万円を着服した疑い、79歳の元組合理事長を逮捕 – 産経WEST
マンション管理組合の組合費約3千万円を着服したとして、奈良県警郡山署は16日、業務上横領容疑で、同県大和郡山市今国府町、無職、浜崎幸雄容疑者(79)を逮捕した。「間違いない」と認めている。 …

 

 

逮捕された元理事長は、3年半ほどのあいだに管理組合名義の口座から85回にわたって3000万円を引き出して横領した罪で逮捕されたようです。

 

着服総額は7000万円にのぼるということで、ほかの口座なのか、預金以外になにかをやっているのかの詳細は不明。

 

いずれにしても、チェックなしに理事長が預金口座の通帳と印鑑を管理しているような状態を看過していたことが問題だと思います。

 

総会資料の会計報告書もチェックしている組合員は少ないという印象が残念ながらあります。

預金通帳のコピーまで偽造するならかなり悪質ですので、それ以前の手抜き横領(未遂)ぐらいならすぐに発見できるわけですから、ぜひ興味をもって見ていただきたいと思うのですが、現実にはなかなか無関心なのかもしれません。

 

それにしても7000万円も使い込んでしまっているのでは、今後の修繕計画などどうなるのか心配です。管理組合は破綻や再生という「やりなおし」の手段がなく、結局はほかの組合員が負担するしかなくなります。

 

こうした事態を避けるためにも、ちょっとの手間を惜しまず、専門家の協力や、チェックなどの時間を作るなど、管理組合運営への興味を(必要なときに必要な程度)もつことが求められるんじゃないかと思うのですが。