マンション管理業者が高齢者向けの支援サービスを始めました #マンション管理

ダイワサービスという大和ハウス工業系列のマンション管理会社が、自社管理物件の65歳以上の1人暮らしの入居者を対象に、支援サービスを始めたというニュースを目にしました。

記事はこちら…

ダイワサービス、一人暮らしの高齢者を支援 管理マンション対象 – SankeiBiz(サンケイビズ)
 大和ハウス工業のグループ会社でマンション管理業のダイワサービス(大阪市西区)は、業界初の高齢者向け総合支援サービス「シニアサポートサービス」を開始した。

 同社が管理する物件に居住する65歳以上の区分所有者で、要介護者、要支援者に該当しない一人暮らしが対象。安全・安心な生活を送れるように支援するのが目的だ。 …

条件は
1)自社管理物件に入居していること
2)65歳以上で1人暮らし
3)要介護・要支援に該当していないこと
ということです。

具体的には、(1)コールセンターから毎週1回、定期的に連絡する「定期連絡」(2)管理組合と管理会社からの案内文書を届ける「対面お届け」(3)月2回検診し、異常があった場合に速やかに報告する「水道メーター確認」(4)1年に2回まで、無償で交換する「お部屋内管球交換」-という、4つのサービスによって構成されている。

これまでこうしたサービスは警備会社等の「見守りサービス」を利用するぐらいしか選択肢がなかったように思います。

記事によるとダイワサービスはこれらのサービスを「必要な料金は管理の委託業務費に含む」としているようですが、本当でしょうか?

ということで、ダイワサービスのホームページで確認してみましょう。

ダイワサービス

詳細はほとんど掲載されていませんので、おそらく問い合わせに対応するという形なのでしょう。

その際に「管理替え」を打診されるのではないかと思います。

入居者への個別のサービスについては、これまでの管理会社の姿勢では「ノータッチ」が原則であったものを、ダイワサービスでは逆手にとって自社の管理の目玉にしようとしているのでしょう。

入居者全体の年齢層バランスにもよりますが、必要であれば「管理替え」の検討もあっていいかもしれませんね。

実は、個人的に管理組合が斡旋して高齢入居者の見守りサービスなどの導入を検討できないかと考えていました。

警備業の認可を受けている管理会社が(あるいは管理会社が警備業の認可を新たに受けて)、業務委託費とは別のオプションでこうしたサービスを提供してくれるようにならないだろうかと思っていたので、興味があるニュースでした。

いずれにしても、選択肢が増えてサービスが充実する方向に進んでくれることを望んでいます。