マンション管理の基礎知識「マンションの“管理”責任者はなにをする?」(管理ってなんだ?その5)
マンション管理士、終活ガイド、心理カウンセラーなどの資格をもっている「おとみ」がお送りする、管理についての情報番組、「マンション管理士がマンションと人生の「管理」について語ります」です。
この記事は、音声番組を聴きながらお読みください。
きょうのテーマは「マンションの“管理”責任者はなにをする?」です。
分譲マンションで、「自分のもの」は
購入した部屋の内部だけ
廊下やバルコニー、専用庭、駐車場など
みんなで使う&出入りすることができるのは
「共用部分」で、各部屋の所有者「全員のもの」
と、前回お話ししました。
分譲マンションを「管理」する「範囲」
を理解してうえで、「なにをすればいいのか?」
区分所有の「管理」とは
基本的に「管理」をする責任を負うのは
「自分のもの」である所有者。
で、分譲マンションの場合、
「自分のもの」である部屋はもちろん
「そのマンションを購入したみんなのもの」
である「共有部分」も「管理」する必要があります。
そして、「自分のもの」である「専有部分」
の「管理」も、隣近所である同じマンションの
住人に影響があるため無視できません。
「共用部分」と「専有部分」を切り分けて
「専有部分」の「管理」ができるとは
限らないからです。
そこで分譲マンションの「管理」に
必要となるのが、そのマンションを所有する
全員の意見を調整するための
「マンション管理組合」という組織です。
この「管理」に関しては、不動産という
所有権に関係するものなので、
「区分所有法」という法律で
「分譲マンションを所有した人は
自動的にマンション管理組合の構成員
になる」と定められ、つまり法によって
その権利を保護されるようになっています。
分譲マンションの「管理」には
「マンション管理組合」が欠かせない
存在だということがおわかりいただけたでしょうか?
おまけ
こちらの番組では、主に分譲マンションの「管理」についての情報を発信しています。
ブログ「マンション管理を考える」に、番組をテキスト化したものやリンクを掲載しています。
また、ブログ「生き方の“お片付け”を考える」では、
終活関連の情報をピックアップして、音声と記事を発信しています。
こちらもよろしくお願いいたします。
ではまた。