2021年9月28日
マンション管理の基礎知識「区分所有を理解する」(管理ってなんだ?その4)
マンション管理士、終活ガイド、心理カウンセラーなどの資格をもっている「おとみ」がお送りする、管理についての情報番組、「マンション管理士がマンションと人生の「管理」について語ります」です。
この記事は、音声番組を聴きながらお読みください。
きょうのテーマは「区分所有を理解する」です。
マンションを管理できるのは
マンションの所有者だけ
1棟オーナーはすべてを管理
分譲オーナーが管理できるのは
専有部分だけ
と、前回お話ししました。
共有部分は
専有部分オーナーが
共同で管理する
というのが「分譲マンション」の大前提。
つまり、「区分所有」という権利を把握していないと、
マンションの管理でトンチンカンなことになる
可能性があるということなのです。
区分所有の基本的な考え方
一軒家を購入した場合、家も土地もぜんぶ
「自分のもの」という考え方が一般的。
しかし、分譲マンションでは、
○×△号室を購入したからといって
そのマンションすべてが自分のもの
とはなりません。
その分譲マンションで「自分のもの」
なのは、部屋の内部の利用空間のみ
建物の骨組みや壁の内部、設備などは
そのマンションのほかの部屋の所有者
全員のもの
「自分のもの」である部分が「専有部分」
「ほかの部屋の所有者全員のもの」が
「共用部分」
こうした権利の線引きが「区分所有権」
として規定されています。
おまけ
ブログ「生き方の“お片付け”を考える」では、
終活関連の情報をピックアップして、音声と記事で発信していきます。
ではまた。