イオンディライトを元管理員の着服で処分 国交省 複数の物件で約2,000万円の被害[マンション管理HACK]

 

▼イオンディライトを元管理員の着服で処分 国交省 複数の物件で約2,000万円の被害(引用:マンション管理新聞第892号)

マンション管理新聞社

国土交通省関東地方整備局は11月26日、イオングループのイオンディライト(本社大阪、梅本和典社長)に対し、マンション管理適正化法81条に基づき指示処分を行った。処分理由は元社員による複数の管理組合財産着服としている。同社によると、被害に遭った管理組合は首都圏の数件で、被害金額は計2000万円弱。全額同社が弁済した。(引用:マンション管理新聞第892号)

 

管理費・修繕積立金等の着服のニュースをまたまた見つけました。

記事では「元管理員」となっています。

 

管理員というのは、管理会社と管理組合の契約によって、当該マンションに

付属する管理員室に常駐あるいは勤務する人のことで、管理会社に

雇われていることが一般的です。

 

詳細は明らかになっていませんが、ネットを調べてみると、管理員に

管理組合の通帳などを預けている管理組合がけっこう多いようなので

びっくりします。

 

通常の管理に必要な経費の支出を、管理組合の口座から出すのが

面倒くさいということが主な理由のようですが、

小口の現金を預けなおしている口座の通帳ならまだしも、億単位の

預金がある口座の通帳を、まったくの第三者と呼べる管理員に

もたせているという事自体、管理組合の落ち度ととられても

やむなしだと言えるのではないでしょうか。

 

イオンディライトは謝罪文を公表しています。

⇒「お客様へのご報告とお詫び」株式会社イオンディライト

 

もちろん雇用者責任があるので会社が全額を返金しているようですが、

なんとなく「管理組合だってちゃんとしてないからこうなっちゃったんだよ」

というニュアンスが漂っているように思うのは私だけではないのでは

ないと思います……。