2015年4月11日
マンションに関するトラブル相談はどこへすればいいのか？
不動産取引に関するトラブルについて、該当する事案を調べる方法が載っているブログを目にしました。
不動産の売買に関するトラブル履歴については、管轄団体である宅建協会に問い合わせてもダメなようです。
国土交通省では、「不動産トラブル事例データベスというサイトを用意して、「これまでに発生した不動産取引を巡るトラブル」の事例を検索できるようにしています。
とはいえ、判例集のようなもので、具体的に悪事を働いた業者のデータベースを解放しているというわけではなく、「トラブルの未然防止や万一トラブルに発展した場合に円滑な解決が図れるよう」にするための情報提供が目的なので、ぼやかして掲載しているようです。
不動産取引のトラブルに関しては、管轄地域の役所に相談するのがまず第一のようです。
国土交通省のホームページに、不動産業者（宅地建物取引業免許）に関する問い合わせの窓口の一覧がありますので、ご参考までに。
不動産に関する取引ではなく、マンション管理に関するトラブルについてはどうでしょうか。
マンション管理適正化推進センターの指定を受けている（公財）マンション管理センターには、「マンション管理適正化法」に基づいた相談を受け付けるための窓口が設置されています。
問い合わせはこちら。
マンション管理会社とのトラブルについては、管理会社を統括する（社団）マンション管理業協会が扱っています。
問い合わせはこちら。
いずれのトラブルも、行政処分に至ったとしてもなにかを補償するものではありません。
経済的な被害に遭った場合などは、法的手段をとることも考えなければならなくなるでしょう。
そのためにも、窓口へ早めに相談をして、「証拠」を残しておくことが賢明かもしれません。
