2012年12月3日
タワーマンションの修繕事情[マンション管理HACK]
(引用:修繕工事は住民主導で|CFネッツ久保田誠の”まことの不動産投資”)
不動産コンサルティング会社の方のブログに、タワーマンションの
大規模修繕費用についての記述がありました。
あんな立派なタワーマンションの修繕積立金が当初は4,800円だったとは。
新築マンションにはありがちな低い設定だとはいえ、無計画な数字ですね。
スカイシティ南砂は金額がありませんが、260戸で3億円かかるとなると、
単純に割って1戸あたり1,150万円ほどかかるわけですね。
大規模修繕工事の周期を国交省の指導している13年に当てはめてみると、
1月あたり74,000円ということになりますから、完全な赤字です。
このように、「決めてあったことだから、できると思っていた」という予断は
命取りになりかねないということです。
そもそもタワーマンションの大規模修繕は一般的なマンションよりも
技術が必要になるために、高額になるはず。
それなのに、一般のマンションよりも安い修繕積立金しか徴収されない
ということをおかしいと思わないといけませんね。
「管理の主体は管理組合」ということを頭ではわかっていても、
実際に大規模修繕工事の必然性に迫られ、そのときの管理組合名義の
口座残高に直面しなければ、動かないというところも多いと思います。
こうした資金計画や軌道修正は時間との勝負。
どれだけ早く気づいて、どれだけ早く手を打ったかで、
結果が大きく変わってくるものです。
「ウチの物件、大丈夫かな」というところから、スタートしてください。