2014年11月3日
2億円もの自分を含めたみんなの資産を守るためにチェックをするのは義務ではなく責任
マンション管理の意識向上と注意喚起のために、こういうニュースはチェックしています。
マンション管理費を横領 被害は2億円超 容疑の女社長を逮捕 警視庁
これはちょっと被害額が多い事件です。
記事では……
ビル管理会社の社長が横領したとのこと。
無登録でマンションを管理し管理費などを横領したとして、警視庁保安課は、マンション管理適正化法違反と業務上横領の疑いで、東京都奥多摩町川野、ビル管理会社「ライフトラスト」社長、藤代八重子容疑者(66)を逮捕し、法人としての同社を同法違反容疑で書類送検した。
管理会社を経営していたのに、マンション管理業の登録をしていなかったというのですから、驚きです。
管理委託契約書の交付などもしていなかったのでしょうか。
適当に作られた契約書を配布されても、それが標準管理委託契約書に準拠しているのかどうかを見極めるには知識が必要ですが。
25年5月、藤代容疑者が管理組合に提出した口座の残高証明書が偽造されていたのを組合員が発見。3500万円あるはずの口座に100円しかないことを確認し、被害が発覚した。
偽造書類を提出されていたのでは、素人集団の管理組合では太刀打ちできません。
しかし、実際の口座の管理まで任せていなければ、こういった被害はなかったのではないかと思います。
やはり、面倒でも自分たちの財産のことですので、年に1度、できれば半年に1度ぐらいは口座の残高を自分の目で確かめるぐらいの手間は、惜しむべきではないと思うんですが。
イヴェントのようなかたちで、管理組合会計公開日みたいな授業参観日のような催しを企画するのも手かもしれませんね。