給水ポンプの修繕計画[マンションHACK]

 

 

役員として参加している理事会が先週の半ばにありました。

議案の1つにあがっていたのが設備の修繕計画の件。

 

なかでも、給水ポンプの修繕計画をどのように策定するべきかについて、

意見が交わされました。

この物件の役員には、設備関係の仕事をされていた方がいるので、

この手の議案については、かなり突っ込んだ話し合いになることが

多いのです。

 

a0006_000768

 

現在、この物件では高架水槽による給水システムになっていて、

これを直結増圧式にしようと計画しています。

 

現在の揚水ポンプは荏原製作所のものですが、

高架水槽に揚水するために5.5kwの出力のものが取り付けられています。

 

これを直結増圧式にすると、3.7kwの出力で済むために、ポンプの

購入費用も抑えることができるようになります。

 

このあたりを勘案しながら、修繕計画を見なおしているところです。

 

区分所有建物にとって、給水ポンプは「不眠不休」で働いてくれる

生命線です。

 

どんなときも、中断しては困るので、給水ポンプは2台設置されて、

最悪1台が故障していても、もう1台が負担してくれるようになっています。

 

それほど大切な給水ポンプですが、こんなニュースを耳にして

不安になっているマンションの管理関係者もいることと思います。

 

▼給水タンク・ポンプ等製造販売(東京)/(株)佐山製作所 破産手続申請準備中 負債総額 約14億9,600万円

png

 

実はこの佐山ポンプ、業界(管理の業界という意味です)では

「ちょっと特殊な」ポンプって言われているらしいのです。

 

詳細はわかりませんが、要するに修理をするには特別な

知識と技術が必要になる、ということ。

 

それで、会社が倒産してしまったので、修理ができない

のではないかという不安が広がっていたらしいんですね。

 

しかし、元社員が新しい会社を設立してメンテナンスを

引き受けているとのことで、まったく打つ手が無いわけでは

なくなっているようです。よかったよかった。

 

png ホームエンジニアリングのサイト

この件については、こちらへ問い合わせれば解決できるようです。

ホームエンジニアリング http://pump-pro.acquainc.com/2011/10/post-23.html