給水ポンプの修繕計画[マンションHACK]
役員として参加している理事会が先週の半ばにありました。
議案の1つにあがっていたのが設備の修繕計画の件。
なかでも、給水ポンプの修繕計画をどのように策定するべきかについて、
意見が交わされました。
この物件の役員には、設備関係の仕事をされていた方がいるので、
この手の議案については、かなり突っ込んだ話し合いになることが
多いのです。
現在、この物件では高架水槽による給水システムになっていて、
これを直結増圧式にしようと計画しています。
現在の揚水ポンプは荏原製作所のものですが、
高架水槽に揚水するために5.5kwの出力のものが取り付けられています。
これを直結増圧式にすると、3.7kwの出力で済むために、ポンプの
購入費用も抑えることができるようになります。
このあたりを勘案しながら、修繕計画を見なおしているところです。
区分所有建物にとって、給水ポンプは「不眠不休」で働いてくれる
生命線です。
どんなときも、中断しては困るので、給水ポンプは2台設置されて、
最悪1台が故障していても、もう1台が負担してくれるようになっています。
それほど大切な給水ポンプですが、こんなニュースを耳にして
不安になっているマンションの管理関係者もいることと思います。
▼給水タンク・ポンプ等製造販売(東京)/(株)佐山製作所 破産手続申請準備中 負債総額 約14億9,600万円
実はこの佐山ポンプ、業界(管理の業界という意味です)では
「ちょっと特殊な」ポンプって言われているらしいのです。
詳細はわかりませんが、要するに修理をするには特別な
知識と技術が必要になる、ということ。
それで、会社が倒産してしまったので、修理ができない
のではないかという不安が広がっていたらしいんですね。
しかし、元社員が新しい会社を設立してメンテナンスを
引き受けているとのことで、まったく打つ手が無いわけでは
なくなっているようです。よかったよかった。
この件については、こちらへ問い合わせれば解決できるようです。
ホームエンジニアリング http://pump-pro.acquainc.com/2011/10/post-23.html