マンション管理組合運営でのコロナ対策/理事会オンライン化の課題

マンション管理組合運営では、総会のオンライン化については、メールでの参加を含めて、以前から話題にはなっていました。

メールを含めてというのは、コロナ禍でテレビ会議があっという間に普及する前はハードルが高く、オンライン=メールだったため。

メールでの議決権表明は、書面の代替案のように見えるものの、改造や偽造がたやすいこともあり、なかなか取り入れる基準づくりから進んでいなかったというのが現実です。

しかし、テレビ会議が普及したおかげで、アウトラインだけで判断せざるを得なかった書面=メールではなく、説明を受けて質問ができて「顔を見せて」賛否を表明できる方法が確立したことになります。

総会の議決はもちろん、理事会の議決もどうすればオンラインでの法的な整合性がとれるのかは、監督官庁の動向を待たなければならないと思いますが、少なくとも動画の記録を残しておくなどの対応を取れば、この緊急事態での処置として許容されることも多く、またそれが実績として評価に繋がるのではないかと期待しています。