マンション管理と警官の立ち入りについて

朝日新聞デジタルの記事で、マンション管理業協会東北支部と宮城県警が協定を結んだというニュースが掲載されていました。
これまで警察は、私有地内のトラブルに対して、事件性が薄い場合には、積極的な介入を避けていました。
私が理事長をしていた物件でも、ちょっとした危険と判断されるようなトラブルが発生したときに、あまり協力的ではなかったことがあります。
ただ、この数年で対応がだいぶ変わったという印象はありました。
ベランダに危険物を並べていた居住者に対して、交番に応援を要請して、室内へ入って状況を確認できたこともあります。
相手は制服警官が同席することで協力的になり、こちらが心配していた展開は避けることができたと思っています。
引用した記事では、東北地方の約25社の管理会社が加盟するマンション管理業協会と宮城県警が教程を結び、県内約9割の約1500棟に対して操作や巡回ができる体制を取るとのこと。
どちらの業界も「人手不足」が深刻なので、この協定がどれほどの効果を発揮できるかは未知数というのが正直な感想。
とはいえ、安全は住居の基本。
テストパターンを経て、実情に即した実践的なシステムに発展することを期待したいですね。