東京都で導入されたクレジットカードでの納税の注意点
新年度が始まって、固定資産税や都市計画税の納付書が見たくもないのに送られてくる時期になりましたね……。
横浜市などでは固定資産税や都市計画税の第一期納付期限が4月末なので、すでに納付書は到着、納税も済ませました。
これが東京都は6月末なので、これから届くことになります。
東京都では平成27年度から納税をインターネット佐野専用サイトからクレジットカードでできるシステムを導入しています。
興味があったのですが、昨年は様子見。今年はどうかなと思って少し調べてみると、ちょっと自分では使わないだろうという点が多かったので、ご参考までにメモっておきます。
携帯電話からでも納税できるものの……
東京都では、「都税クレジットカードお支払サイト」というのを用意して、各種都税のサイト上での納付を可能にしています。
対象となっているのは、自動車税、固定資産税、個人事業税、不動産取得税などです。
わざわざ金融機関に出向いて納付しなくてもいいなら便利かもしれない、と思ったのですが、いろいろと制約も多いので注意が必要です。
注意点は以下のとおり。
- クレジットカードで納税できるのは100万円未満。
- いちいちサイトで手続きが必要(記入要項などが記憶されていない)。
- 決済手数料がかかる。
- 取消しができない。
- サイトでしかクレジットカードでの納税はできない(金融機関窓口では不可)。
- 領収証書が発行されない。
このなかで問題なのは、なんといっても「手数料がかかる」という点でしょう。
税額1万円までが78円、以降は1万円ごとに73円か加算されます。
「なんで自分の家なのに延々と税金を払わされるんだよ〜」とお嘆きの方も多いとは思いますが、その納付を簡単に済ませられるようにしてあげるからという甘言の裏に、しっかりと手数料を徴収するとは……。
まあ、サービスに対してのサービス料ですから、当然のことなのかもしれませんね。この決済手数料を東京都がもつにしても、結局は都税から支払われるわけですから。
まとめ
[no title] by Alba Soler Photography
面倒でも窓口に出向くか、ペイジーを使ってネットバンキングなら、手数料はかかりません。
不動産経営をしているオーナーさんなら、決済手数料もバカにならない金額になるでしょうから、一考の余地があると思います。
カードのポイントに目がくらんでポチッとしてしまわないように……。
参照:公式 都税 クレジットカードお支払サイト|東京都主税局