騒音トラブルへの対処は慎重を期す必要がある

 

「幻聴になったと階下の住人刺傷…マンション「騒音トラブル」の真相は」という記事。

 

8753831471_4d30d4a80c_m photo by jaci XIII

 

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幻聴になったと階下の住人刺傷…マンション「騒音トラブル」の真相は | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
神奈川県警大船署は先月末までに、殺人未遂の疑いで鎌倉市台(だい)のマンションに住む無職の男(34)を現行犯逮捕した。 …

 

大船って近くだし、騒音トラブルはマンション管理でも気になるトピックなのでちょっと調べてみたのですが、なぜかこのニュース、一般媒体のネットニュースでは取り扱っていないんですね。

なぜだろう?

 

なんたって東スポですから、もしかしたらフィクションかもしれません。

 

しかし、こういう事件はいつでもどこでも起こりうるのは事実。

 

ピアノなど大きな音を出す可能性のあるものを室内に設置する場合、床は防音改修したりするのですが、天井までは手が回らないというのが大方の事情なのではないでしょうか。っていうか、天井って音が漏れているという認識があまりないですよね。

子どもの足音など、階上の騒音が階下に影響すると言うのが一般的な認識だったので、階上の人が階下の騒音でトラブルになってしまったというのはちょっと意外でした。

 

とはいえ、オーディオなどを大音量で窓を開けたまま鳴らしていたりすると、階上や階下と関係なくトラブルになるようです。

 

この件では当事者同士が自己救済してしまった結果、不幸な事態に陥ってしまったわけですが、管理会社をとおして(多くは訴えるとか、なんとかしろとか)管理組合に持ち込まれることもあると思います。

 

その際には、居住している役員が火に油を注ぐような言動をとらないように、十分に注意する必要があります。単独での行動は避け、当事者を個別に聞き取りしたり、周囲にも事実を確認するなど、配慮したほうがいいと思います。

また、ゴミ出しの仕分けなどを守らない居住者への注意のときのように、該当者を不要に特定せず、全戸に同じ文言の抽象的なチラシを配布するなどの作戦から始めるというのもひとつの手ではないでしょうか。