マンション大規模修繕工事の施工管理についてひとつの基準として期待 #マンション管理

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マンション計画修繕施工協会が行なっていた「マンション改修施工管理技術者」の試験を、今年度からオープンにするというニュースです。

 

マンション計画修繕施工協会とは、「建築専門工事業の横断的改修専門工事業団体」ということです。 これまで…

会員すなわち修繕工事を受注できる建築業者にのみ対象としていた認定試験を、一般にも受験できるようにしたというもの。

 

とはいえ、フツーの人が「俺もおれも!」と受験できる試験ではないようです。

 

大規模修繕工事を監理するにはかなりのスキルが必要です。一級建築士で試験免除となるぐらいのレベルといったところでしょうか。

マンションの設備面での維持管理において大規模修繕工事が重要であり、そのアドバイスや工程の監理などをあまり建築の知識がない営業さんなどが窓口となって行なっていることは問題であることを行政と業界が認めたといえるニュースではないでしょうか。

業界では差別化を目的として、大規模修繕工事を積極的に進める営業施策に合致するものであり、それが最終的にはマンションの価値を高めて、寿命を延ばすという、ウィン・ウィンの方向へ発展していくことを願っています。

 

マンション改修施工管理技術者試験 13年度試験からオープン化へ – 住宅新報社ニュース – Asahi Shimbun Digital[and]

 

 

 

 

 

マンション改修施工管理技術者試験 13年度試験からオープン化へ マンション計画修繕施工協会(MKS、坂倉徹会長)は11月15日、2013年度マンション改修施工管理技術者試験の実施概要を発表し、これまで会員社を対象としていた同試験を今年度試験から一般オープン化することとした。 マンション改修施工管理技術者は、マンションの計画修繕工事の施工管理技術者に関して一定水準の知識と技術を有していることを審査・認定する、同協会の認定資格。今後、増大する既存マンションストックの適切な長寿命化に寄与するため、オープン化することにした。 試験日は2014年1月26日(日)。受験申し込み受け付け期間は、11月20日から2014年1月10日まで。受験資格は、学歴と実務経験によるもののほか、一級・二級建築士など保有資格によるものがある。試験は四肢択一式試験50問と記述式試験5問。受験料は1万2600円。合格発表は2014年2月26日。