「マンション時限爆弾」(「週刊東洋経済」)のまとめmemo #マンション管理
「週刊東洋経済い」2013年6/8号の特集「マンション時限爆弾」の記事をスクラップしながら、要点をまとめておきましょう。
記事は4つのパートに分けて書かれています。
1. ほぼムリな建て替え
2. 資産価値を決める大規模修繕
3. 揺れる管理組合
4. とびきりの難物 タワーマンション
それぞれのパートで、マンションが抱える問題点を浮き彫りにしようという企画です。
建て替えの壁
・手続きが煩雑
・費用負担が大きい
・引越し負担が大きい(仮宿と新居への2度必要)
・容積率や建ぺい率の制限による所有面積の減少
「これからは、耐震補強なら1戸300万円、建て替えなら1000万円、どちらを選びますか、という時代」(大木祐悟さん/旭化成不動産レジデンス・マンション建替え研究所主任研究員)
大規模修繕工事施工業者選びのポイント
業界団体であるマンション計画修繕施工協会(MKS)に加盟している点も1つの目安に。
管理組合が遭遇するトラブル
コスト意識が低い管理会社
管理組合の代表的な悩みは、「総会参加率の低さ」「理事の成り手不足」「管理費等滞納者の増加」。
こうした“管理への無関心”が進むと、総会が見送られるようになり、滞納も放置され、修繕も手遅れになってその場しのぎの対応となる。
⇒マンションの価値が下落
⇒賃貸化が加速(不在オーナーが増加)、空室化リスクが高まる(=スラム化)
行政が“要支援マンション”を特定し、専門家(マンション管理士等)の派遣を検討。
揺らぐマンションの原点 誰がための第三者管理方式
この記事では、国交省「マンションの新たな管理ルールに関する検討会」で議論沸騰している箇所を解説。
1)コミュニティづくりの排除、2)マンションの財産価値に比例した権利・負担の配分、3)管理組合を外部の専門家に全面的に委ねる管理方式(第三者管理方式)ーーについて、反論を掲げている。
※タワーマンションの記事については、高層住宅特有の事情によるものを指摘して、マンション管理一般とは同じ視点で論じられないと考えたので、割愛します。
以上