身近な“地方議会”の課題と展望

今朝放送していたMX「モーニングフラッグ」の特集で、
地方議会の問題点などについて議論が交わされていました。

議会については、居眠りや内職といった、
大人としてのたしなみに言及するまでもなく、
市民に選ばれた人がそれをやっちゃダメでしょう
というレベルの問題だと思います。

コーナーの後半で紹介されていたのが、
地方議会改革度調査の結果。

番組ではX世代のゲスト、ヨッピーさんから
「ダメなほうの順位も発表してほしい」と
指摘、それも必要ですよね。

興味のある方はこちらを探してみてください。
http://www.maniken.jp/gikai/2021rank_sougou.pdf

総合ランキングの最下位298位は
栃木・真岡市議会でした。

トップに茨城県が入っていたのに対して、
298位の同位最下位にも茨城・守谷市議会が
あったりと、やはり地方議会はそれぞれの
エリアで勢力図が塗り替えられているところと
守旧派の抵抗が強いところに塗り分けられて
しまっているようです。

テレビドラマ「ファーストペンギン!」は
地方の閉鎖的な組織の陰湿な抵抗勢力を
ユーモラスに描いている内容ですが、
観ているとほとんど犯罪だよなぁ、と。

それを当事者たちは気づかないのでしょう。

これがアンコンシャスバイアスの
恐ろしさなのでしょうね。

「モーニングフラッグ」では2022年9月29日にも、
「市民参加型予算」は日本に広がる?
市民の声が届く一方で課題も
と題して特集を組んでいました。

世界では3,000を越える自治体が、行政の予算編成に
市民の声を直接届ける仕組みを取り入れているそうです。

番組内では、東京都、三重県、三重県名張市、
茨城県阿見町などを紹介。

デジタル民主主義にも触れていましたね。

デジタル民主主義といえば、テレビドラマの
「17歳の帝国」を思い出しました。

舞台は202X年。日本は深い閉塞感に包まれ、世界からは斜陽国の烙印を押されている。出口のない状況を打破するため、総理・鷲田はあるプロジェクトを立ち上げた。「Utopi-AI」、通称UA(ウーア)構想。全国からリーダーをAIで選抜し、衰退した都市の統治を担わせる実験プロジェクトである。若者が政治を担えない理由は、「経験」の少なさだと言われてきた。AIは、一人の人間が到底「経験」し得ない、膨大な量のデータを持っている。つまり、AIによっていくらでも「経験」は補えるのだ。それを証明するかの如く、AIが首相に選んだのは、若く未熟ながらも理想の社会を求める、17才の少年・真木亜蘭(まきあらん)。他のメンバーも全員20才前後の若者だった。真木は、仲間とともにAIを駆使し改革を進め、衰退しかけていた地方都市を、実験都市ウーアとして生まれ変わらせていく―。

いろいろな問題提起を含んだフィクションらしからぬ
内容でした。

多様性へと変容させていきたい世界において、
人間が考える理想は集約されるのかという
意味においても、考えさせられましたね。

タイトルの“帝国”の意味が重い。

分散型社会を考えるにも、参考になります。