COP27で小池都知事が水素パイプライン構想をぶち上げたそうです

エジプトで開催されているCOP27の会合で、
東京都の小池知事が都内に水素パイプラインを
つくるという構想を示しました。

これは、COP27のハイレベル会合でのもの。

海外のグリーン水素を受け入れるため、
との臨海部にパイプラインを敷設する
という構想です。

どこから湧き出てきたのかと調べてみたら、
2022年3月に経産省産業保全グループが
こんな資料を公表していました。

これによれば、晴海選手村地区に水素導管供給事業を
進めるというもので、水素の導管供給としては
日本発の事業となるとのこと。

すでに第二期工事が始まり、2023年度には
小売事業登録、年度末からは供給事業が
始まる予定になっていました。

こうした動きに付随して、海外からの
グリーン水素の受け入れ体制を整えるため、
パイプラインの敷設が必要になっているようです。

構想では、神奈川県の川崎港まで運ばれた水素を
前記の臨海副都心まで運ぶために使用される模様。

東京都では2023年度の予算に調査費を盛り込み、
2027年度を目途に、スペイン、フランス、ドイツの
民間企業30社の連携で水素ネットワークの構築を
めざすようです。

ウクライナ情勢など世界のエネルギー事情が
厳しさを増すなかで、こうした水素の奪い合いは
ますます熾烈になっていくことが予想されます。

こうした情勢を踏まえて、東京都は国に先立って
水素事業に舵を切ることを示した、ということでしょう。

サービスがどのように展開されるのか、
料金はどうなるのかはまだまだ不明ですが、
自前のエネルギーを供給しようという計画、
今後も目が離せないことになりそうです。