全国初の条例化 豊島区のマンション管理推進条例 高野之夫区長に聞く (NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会)

全国初の条例化 豊島区のマンション管理推進条例 高野之夫区長に聞く « NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会

 

マンションの管理の在り方を変える先鞭となるかどうか注目される豊島区のマンション管理条例。

渦中の高野区長がインタビューに答えた記事がこのサイトにアップされていました。

全国初の条例化 豊島区のマンション管理推進条例 高野之夫区長に聞く (NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会)

以下に、ポイントを書きだしておきます。全文をご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 

●H16に豊島区はワンルームマンション税を設けた。

理由:バブル期に地の利が良い池袋周辺はワンルームマンションが乱立。その内情は安い管理費で管理が行き届かず、住民登録もされずに誰が住んでいるのかわからないような状態になったため、改善を目的とした徴収に踏み切った。

●しかし改善されず、マンションの劣化は進み、こうした状態が放置されるとスラム化するという危機感を募らせた行政(豊島区)が「マンション管理条例」へと先鋭化させることにつながった。

●管理組合に管理状況の届け出を義務付け、これに反する場合に罰則を定めた。

背景:スラム化を防ぐ。地域コミュニケーションを活発にさせて防犯・防災にも積極的に参加させる。具体的には町内会への参加。

●区の勧告に従わないマンションに対して、マンション名を公表する罰則を設けた。

理由:公表によってマンションの価値が低下することを期待して、これが抑止力となるだろうと考えた。

●豊島区では、マンション管理士を派遣して、マンションの指導に直接的に関わるような体制をとっている。

●町内会加盟は孤独死対策の一環である。

●豊島区では、高層住宅管理業協会(現・マンション管理業協会)に協力を求めて、協力を約してもらった。

以上。

 

正直な感想として、先走っている感があるものの、マンションの管理組合が抱えている問題点をあぶり出している点については評価したいと思います。

続けてウォッチしていきたいと思います。