2017年10月3日
大和ハウス工業ではVRを使って東京から沖縄の物件を販売して成約率を上げているそうです
VRをはじめとして、ようやくネット対応が加速してきた感のある不動産業界。
もともとVRによる物件紹介は、すでに写真ベースでの360度閲覧を可能にしていたりと、活用が進んでいました。
VRを使うことで、利用者が内覧という確認作業を手軽に経験できることは、心理的なハードルを下げる大きな効果があるものと思われます。
記事では、販売拠点である浜松町の事業所を訪れた客に、都内のマンションに値頃感がないことを説明して、コスパのいい沖縄のマンションを紹介するというもの。
以前も、客の希望にはない地域の物件を紹介するのは、不動産業界では当たり前の営業手法だったわけですが、マイソク(あるいはパンフレット)だけの営業では歩留まりが悪かったというのもうなずけます。
しかし、実際に沖縄へ行ってみたような気になれるVR内覧を体験すれば、パンフレットなどの2次元資料では得られない「お得感」があるのではないでしょうか。
1600kmの距離と時間の節約は、客にとっても業者にとってもメリットがあるという、win&winの関係を築くことができます。
ネットの不動産情報はまだまだコンテンツが雑で荒いという感が否めませんでしたが、従来のチラシ文字&写真情報を踏襲していたレベルを一掃する、新しい技術を利用するためのコンテンツ準備によって、サービスが格段にアップされることが期待できそうですね。