不動産の迷惑な電話営業を駆逐する業界側からのITという回答

ベンチャー企業のFan’sという会社が、不動産の電話営業をまったくやらないことにして業績を上げているというニュースがあったわ。
どれどれ……
投資用のマンションの開発と販売を手がけている会社ね。たしかにそういう会社だと、まず手当たり次第に電話を掛けまくって、少しでも脈ありと踏んだらたたみかけるというイメージがあるわね(笑)。
この会社は、仕入れから販売までの営業活動をすべてウェブで完結できるようにしているんだって。
ワンルームの査定をAIが自動で処理してくれる「HAYAGAI」というサービスも手がけているんだって。
自動化できるんだったら、どんどんしてくれると嬉しいわね〜。だってホントに、あの営業電話ってウザいんだもん。
そうは言っても、1割以下の成功率なのに、当たれば数千万円の売上になっちゃうんだって。
それじゃあ止めらんなかったわねぇ〜。
だけど、会社の信頼は無くすんじゃないの? 長い目で見たらマイナスよ、絶対に。
そこをこのFan’sって会社は考えたんじゃないかな。それに、やっぱり効率が悪い業務って、後々首を絞めることになるはずだもの。
具体的にはどんなIT営業なの?
IT化された情報の発信で顧客情報を集めて、その属性に振り分けながら営業にチェンジさせていく手法みたいね。
たしかに、属性で絞り込まれた営業発信だと気障りになりにくいし、要するに必要な人のところに必要な情報が流れていくルートをシステムが自動で構築してくれるというわけね。
アプローチの部分でロスが減るのはもちろん、そこに投入する人材を無駄にすることがなくなっていいかも。
そうよねぇ、いくら1割当たれば成績になるって言っても、9割は迷惑がられるわけでしょ? ココロが折れるから、務めも長続きしなさそう。そういうロスも減らせそうね。
電話営業を無くしたら、早期離職者が20人から1〜2人まで減ったんだって。これって、いかに迷惑電話が双方にデメリットしかもたらさなかったかを証明するような話よね。
無駄な営業をしなくて済むだけじゃなくて、その時間をスキルアップに使えるから、クロージングにも集中できるわよね。一石二鳥だわ。モチベーションだって上がるはずよ。