新収納支払いシステム「住む~ず」[マンション管理HACK]

 

引き続いて管理会社の着服事件を検索していたところ、

今年の10月にも東急コミュニティーで1600万円の着服があったことが

出てきました。

 ⇒「お客様へのご報告とお詫び」株式会社東急コミュニティー

 

こうなると、金額もさることながら、もっと少額の着服事件が

頻繁に起きていても不思議ではないと考えざるを得ません。

 

皮肉にも、東急コミュニティーではこのような事件が起きないようにと

数年前に三菱東京UFJ銀行の協力を得て、収納支払いシステムを

導入していました。

 

 

このシステムで注目すべきなのは、支払いの部分での工夫です。

管理組合の費用の支払いは、東急コミュニティーが支払データを作成し、管理組合が確認の上承認したものを三菱東京UFJ銀行から支払先へ振込みます。この支払承認手続きは、東急コミュニティーが開発した『承認ナビ』(管理組合支払承認システム)で行います。(東急コミュニティーのホームページから引用)

 

おそらく、1600万円の着服があった管理組合では、

このシステムが導入されてなかったのでしょうね。

 

導入されていても悪意があれば犯罪は可能かもしれませんが、

こうしたシステムのメリットは「抑止力」になることです。

 

ただし、「抑止力」を発揮するための手間が、

導入の障害になることも事実。

 

両刃の剣、ということになってしまうのでしょうね。

 

 ⇒東急コミュニティー「収納・支払事務サービス」

 

こうしたシステムは、銀行のちょっとした協力でどこでも

すぐに可能となるはずです。

 

ペイオフを考えなければいけないような口座をいくつも

抱えているのが多くの管理組合なのですから、

ぜひ安心で簡便なシステムを開発・導入していただきたいと

思います。