期待を煽るつもりがコロナへの警鐘となってしまった米大統領発言【ニュース拾い読み】

米大統領「コロナ流行終了」発言に波紋

 【ニューヨーク共同】バイデン米大統領が新型コロナの大流行は「終わった」と発言し、批判が噴出している。19日までに、保守派は現行政策との矛盾を非難し、リベラル派は時期尚早だと懸念。医療関係者はマスク着用率やワクチン接種率の低下を招くと指摘する。11月の中間選挙に向けて議論を呼びそうだ。
コロンビア大の関係者はツイッターで、発言によって接種はもう必要ないと国民に受け止められると問題視。民主党のターナー元オハイオ州上院議員は「無責任で、誤解を招く」と批判した。
米国では複数の州で緊急事態宣言が続いており、医療施設などでマスクの着用義務を課している州もある。

経済活動への好影響が期待されると個人的にも感じたバイデン大統領のコロナ終了宣言でしたが、各所から非難が噴出しているようです。

リベラル派と呼ばれる人たちがリスクを盾にとって異論を唱えるのは想定内として、医療関係者の「予防的見地から安易すぎる発言」とされるのはもっともかもしれません。

いずれの発言も、中間選挙前というバイアスのかかったポジショントークの可能性を加味して読み解く必要があるでしょう。

まぁ、“終了”という表現が、わかりやすいけど配慮に欠けるというか、そういう人なんでしょうね、アメリカの大統領。