「OYO」は不動産のAmazonになることができるのだろうか?

「OYO」とは……。

オヨ・ルームズ(英: Oyo Rooms)は、インドハリヤーナー州グルグラムに本社を置く企業Oravel Stays Private Ltd.が運営する格安ホテル予約サービス。インド、マレーシア、アラブ首長国連邦、ネパール、中国、インドネシア、イギリスで提供されている。

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このOYOとYahoo!JAPANが手を組んで日本で展開しているのがOYO LIFE。

今年3月には、「いきなり東京0円ライフ」と銘打ったキャンペーンを展開して注目を集めた。

くじに当たれば、六本木や銀座など超一等地の家賃数十万~100万円超という物件に1カ月間無料で住めると話題になり、サービス開始前に1万3千人超が事前登録した。

19平米で家賃13万8千円はお得!? 日本上陸した「OYO」が不動産版アマゾンを目指す理由|AERAドット

スマホを4回ほどクリックするだけで賃貸物件が借りられる手軽さだけでなく、ホテル感覚で選べるという選択肢の多さが人気を集めているようだ。

契約は1ヵ月単位ということで、従来のマンスリー・マンションと同じように思えるが、手続きを簡素化することで、これまでの賃貸借契約につきまとっていた無駄をふるい落として、家賃の見える化を果たしたことが画期的。

従来の賃貸システムとの競合については、ユーザーがOYOを支持することで、オーナーも仲介業者も取り込める(つまりウィンウィンになれる)という見解を示している。

分譲マンションでは民泊禁止が主流であり、稼働率アップについて頭を痛めているオーナーにとっては管理のリスクも含めて手を出しづらい分野だっただけに、OYO LIFEがマンスリーの規範をしっかり作ってくれることは、オーナーの意識も変えるきっかけになりえるのではないかと思う。

動向に注目したい。