不動産仲介業はAIによって「排除」されるのでしょうか?

 

AIの発達が著しい影響で

何年か先には消滅してしまう

職業があるそうです。

 

不動産ブローカーもそのひとつだとか。

いわゆる「不動産仲介業」です。

 

参照:仲介業者はAIに殺されるのか? 不動産テック最前線|IoT Today

 

「仲介」という仕事は、

原則として不足や解決を求めているユーザーに対して

「答え」を出してあげる介助者。

 

選択肢の多さもさることながら、

問い合わせるユーザーの

ニーズを探りながら

近似値と最善策を判断して

提示してくれるはずの

頼もしいパートナーであるべきでしょう。

 

それだけに、

データ量は抱負ながら、

事情や心情をくみ取れるかどうか

わからないようなAIに

取って代わられる

という予測が出ていたのには、

ちょっと意外だったりしました。

 

記事を読んでみると、

AirbnbやUberのような

仲介業者を排除するビジネスモデを参考にして、

中間マージンと面倒なやり取りがない

バーチャルなサービスが受け入れられていくだろう

ということのようです。

 

AI仲介のメリット

 

賃貸物件の仲介の場合、

ユーザーのアクセスは

1.マイソク(場所や間取りと賃料など)情報

2.空室状況

3.内見申し込み

4.内見

5.契約

に分けられるでしょう。

 

このうち、実際に人間が

リアルで対応する必要があるのは、

1〜3までになりつつあります。

 

つまり、賃貸物件を探しているユーザーは

スマホで物件を探して、

いいなと思った物件が「内見可能」と

表示されていれば、

「内見申し込み」のボタンを

ポチッとするわけです。

 

ということを考えると、

すでに導入されているクラウドのシステムでは

AIでの対応が業務の60%に対応できる

という見通しも、あながち大げさではない

ということがわかるのではないでしょうか。

 

また、最近では、

電子キーを利用して、

仲介業者の担当者が同行しなくても

内見を可能にするシステムも

出始めているもよう。

 

ユーザーからのアクセスは

24時間対応が可能。

 

管理側は決まった時間での巡回で

対応が可能であれば、

たしかに業界的には

Win-Winかもしれません。

 

VRがAI仲介をさらに加速

 

さらに、VRの導入で、

実際に内見をせずに

賃貸物件を決めるユーザーも

今後は増えるでしょう。

 

敷金や礼金など

古い慣例が崩れている現在,

引越はそれほど負荷が高い

行動ではなくなっています。

 

時間を使って内見をするよりも、

バーチャルでだいたいの感じをつかんで、

まあまあだと思えば引っ越してしまう。

 

いやならまた次の物件を探せばいい……。

 

まとめ

 

AIは産業のハードルを劇的に下げる効果があります。

そうであれば、ユーザーの動向も劇的に変化するはず。

 

使えるかどうかAIに歩調を合わせるのではなく、

ユーザーの動向に歩調を合わせながら

業務の改善を図っていかないと、

取り残されるのは明白でしょう。

 

そしてAIが変えていくのは、

より専門的でユーザー・フレンドリーな

仲介コンシェルジュ

というようなサービスの充実だと思います。