一年の計は管業にあり?

年末、机の上の書類を整理していたら、積み上げていた山のなかに管理業務主任者の登録手続きの書類がそのままになっていたのを発見。

ありゃりゃ!!

大枚をはたいて研修まで受けていたのに、登録にも1万円ぐらいかかるので、迷ったまま、山に埋もれてしまっていたようです。

登録はいつでもできるのですが、改めて研修を受けなければならなくなる期限があったはずだと確かめてみると、合格から1年。

慌てて調べてみると、合格証書には1月18日とあったので、これまでに登録を済ませて、主任者証の交付を受けないと、再び研修を受けなければいけなくなりそうです。

ということで、急いで書類を揃えて、まずは登録。

すると、1週間ほどで届いたのがこのハガキ。

これで…

登録は終了し、管理業務主任者を名乗ることができます。

あとは主任者証の交付を申請する作業が残っています。

年末にかかってしまったので、3が日が過ぎてから郵便局へ行こうと思います。お役所が休みのときに送ってもしかたないですからね。

これで、名刺にはマンション管理士と管理業務主任者の2つを記すことができるようになりました。

フォロー体制としては、業界団体を兼ねるマンション管理業協会のほうがマンション管理センターよりも厚いという印象をもっています。管理会社に勤めていればそれなりの手当てもあるでしょうし、なによりもこの資格がないと業務の一部が遂行できないというメリットがあるわけですから、業界としてもフォローを考えているのは当然かもしれません。

一方でマンション管理士は登録後の研修もありませんし、自分で経験を積んで開業の道を模索するしかありません。ある意味では弁護士よりもなってから厳しい現実が待ち受けているといえるかもしれません。

私は関係する理事会への出席で経験値を増やすことができていますが、自分がマンションにも住まず(あるいは賃貸マンションだったり)周囲に関係者もいないという場合は、豚に真珠になりかねない資格と言えるかもしれません。

行政は“限界マンション”の危険性に気付き始めて、マンション管理士のような国家資格を利用しようと動いていますが、実情は体裁を整えようとするだけのようにしか見えません。