COP27で日本が3年連続「化石賞」受賞【ニュース拾い読み】

2022年11月にエジプトで開催された国連の気候変動会議COP27で、日本は「化石賞」を受賞したというニュース。

化石賞は、気候変動に取り組む世界130か国の1800を超えるNGOのネットーワーク「CANインターナショナル」が、その日の交渉において気候変動対策を後退させる言動を行った国に与える不名誉な賞です。
夕方に行われる授賞式は多くの参加者が詰めかける一大イベント。国際メディアを通して世界中に発信されます。

化石燃料に対して日本が世界最大の公的資金拠出国であることが受賞理由であるとのこと。金額で2位以下を大きく引き離すほどの規模だそうです。

所感

国際貢献を名目にODAを積み上げてきた日本ですが、「ピントがずれていますよ」と世界から(外から)指摘=笑われている、というのがこの受賞であるように感じます。

2019年のCOP25のときから3回連続ということで、気候変動に対して消局的なうえにそれを改めようとしていない先進国だというレッテルを貼られたようなものですね。

受賞理由には「火力発電の延命」もあり、ウクライナ情勢の影響で手がつけられない現況では、連続受賞記録を伸ばすのもやむなしのようです。

こうした切り口からもエネルギー問題について議論し、多角的に未来像をイメージする必要があると感じたニュースでした。