ナーブによる「VR内見」が話題!VRの導入で不動産仲介(販売&賃貸)の手法は劇的に変化するのか?

 

ナーブという会社が不動産向けのVRクラウドサービスを提供、すでに導入店舗が500を突破しているというニュース。

 

不動産向けVRクラウドサービスのナーブ「半年で約30回のアップデート、導入店舗は500店を突破」

 

VRプロモーションの不動産業への導入

 

ナーブという会社は、ユーザーが開発を必要としないVRのクラウドサービスを提供する会社。

PCの管理画面やアプリからVR環境を実現できてしまうというサービスのようです。

VRとは、virtual realityの頭文字を取った用語で、特定の機器を装着することにより、コンピュータ合成の映像や音響を介してその場にはない空間を体験できるという技術です。

現段階では、スマホ上のディスプレイを頭に装着するものや、グローブ状の機器によって体系が可能になります。

ナーブでは、写真や動画、ライブ配信などのサービスを提供しています。

 

直感的な体験と不動産仲介の壁

 

ナーブのサービスの売りは、「数値では伝わりづらい事柄も直感的に使えることが可能」であるという点とのこと。

いわゆる「試乗会」のような体験型のプレ・サービスを気軽に提供できるメリットがあります。

ナーブでは、不動産業向けに「VR内見」というモデルを用意。

これは、360度カメラによって物件内部を撮影し、内見希望者がPCやスマホからこれを利用できるようにするというものです。

すでに500店舗超の導入があり、成約率にも大きく影響しているとのこと。

これは、購入希望者が積極的に活用する以外にも、営業マンが下調べをして、このシステムを利用した営業活動を展開できる点が、これまでのアナログ・ツールとひと味違うかもしれません。

この「VR内見」を使った接客で、満足度が15%から90%に上がったというのですから、その効果は絶大とも言えるでしょう。

というのも、これまでのアナログ的な営業手法では、顧客を営業マンが恣意的に連れ回し、それに対して顧客は受け身で対応するしかないために、「誘導されている」感がぬぐえず、それが不信感の原因となり、満足度や成約率に影響していたと考えられるのです。

 

まとめ

 

すでに不動産業界においてもデジタル・ベースでの活動は必須と言われている時代。

賃貸にせよ売買にせよ、顧客のほうはパソコンやスマホで情報を集めているのに、その機会を損失している会社が多いというのも事実でしょう。

「VR内見」のような、営業マンの個人ベースでも導入が可能で、なによりも利用しやすいツールがあれば、顧客満足度が上がるのも当然。

顧客側からすればブラックボックスだった商品の内部が開示、それも簡単に見ることができて比較も可能なのですから、加速度的に導入が進むでしょう。

もちろん、実際に取引するのはデジタル・ベースではなく実物=リアルですから、あくまでもスクリーニングの段階での利用にとどめて、実際に現物を見るというチェックは欠かせないところ。

その点も営業マンがきちんと説明責任を果たし、顧客側も手を抜かないことが、こうした技術をぬかりなく取り入れていくためには必要なリテラシーでしょう。

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